総評|よく考えて、表現している力作
審査委員長
前嶋實
第69回「こども県展」今年の輝かしい学習の成果として開催できますこと、審査員を代表して感謝申し上げます。
「継続は力なり」の意、強くいたし県下全域から応募された児童生徒の力作に感動して中央審査(11月2日、千葉市本町小)を実施いたしました。
各地区からの入選数は減少いたしましたが力作が揃い、例年通りの最高賞知事賞を含む特別賞54点、特選150点、準特選200点、計404点の優秀作品を選出いたしました。
本県の誇る「こども県展」は、図工美術教育を支える教育展であり、学習成果の発表の場として、千葉県教育委員会並びに県造形教育部会の後援のもとに、県立美術館において展覧会を開催、作者の努力を称えて参りました。作者のご家族をはじめ、広く県民の鑑賞に供することも誇れる実績です。
他のコンクールと違い、応募作品は審査方針で示すとおり、日常の指導実践の中から生まれ、創造的個性豊かな作と限定しております。学校単位から応募された作品は、各地区造形教育部会の先生方により審査され、入選作品が選ばれ、地区の代表作品として、中央審査会に出品され、最終審査の上展示作品が選ばれます。
類を見ない高い実績として、豪華な作品集の発刊です。(同じスタイルで130ページの保存版)
千葉県における、今年1年間の図工美術教育に関する実績と現状が詳細に記録されています。特に展示される特別賞以下404点の作品がカラー印刷され、展覧会の出品目録となっています。
第69回展の開催にあたり、ご支援ご指導を賜りました千葉県教育委員会、千葉県教育研究会造形教育部会、並びに後援団体各位に厚く御礼申し上げます。