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作品集の発刊にあたって

千葉日報社代表取締役社長
中元広之

 「こども県展」(千葉県児童生徒美術展覧会)は、次代を担う児童生徒の豊かな心と個性、創造性を育むことを目的に、毎年〝芸術の秋〟に開催いたしており、関係各位の多大なるご協力のもと69回目を迎えることができました。

 本年の出品学校数は、小・中学校合わせて576校、応募点数は5万3,131点と多くの素晴らしい作品が集まりました。これもひとえに教育現場で造形教育の充実と強化に取り組まれている教職員の方々、千葉県教育委員会、千葉県教育研究会造形教育部会の組織を挙げてのご協力と、関係機関、団体、保護者の皆さまによるご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。また、半世紀を超える歴史を築いていただいた歴代の審査員の方々、教育現場でご指導をされた教職員の皆さまには厚く御礼申し上げます。

 千葉県立美術館での展覧会は、昨年と同様に準特選以上の404点を展示して、開催いたします。第65回展から開催しております、オンライン上で作品を鑑賞できる「WEBこども県展」は、本年も入選以上の作品を展示し、美術館展示との〝ハイブリッド開催〟といたします。児童・生徒たちが、熱意と創意工夫を凝らし丹念に取り組んだ力作を、広く県民の皆さまに鑑賞いただければ幸いです。伝統と実績で全国的にも高い評価を得ている「こども県展」が、今後も高いレベルで発展していけますよう、主催者として一層の努力を重ねてまいります。そして来年は第70回の記念展になりますので、それに向け取り組んでいきたいと思います。

 第26回展から発刊しております「優秀作品集」も、ご好評をいただており、教育現場での参考資料としても活用されていますことに、あらためて御礼申し上げます。本年も準特選以上404点の作品と講評、入賞・入選者の氏名を掲載して発刊いたしました。

 本県の造形教育発展の一助となることを祈念し、ごあいさつといたします。