目を閉じて静かに好きな花のことを考えたら、次から次へと様々な線や形がつながって、きれいな鳥のいる世界になった・・・そんな作者の心の動きが美しく表現されました。

広く立派な道がしっかりとむこうに続いている・・・緑もきれいだし建物もたくさんある。そんな作者の思いを、手前の小鳥が歌っているような美しい世界の作品となっています。

きっと作者が係として永い間仕事を続けてきた場所なのでしょう。テーブル、マイク、スピーカー、朗読用の本などなど。仕事をやり通したさわやかさが窓の緑も語っています。

大きな建物、様々な看板、道路の車や手入れされた花壇・・・駅前の風景を6年生らしく確かな表現力で描かれています。色の使い方も丁寧でさわやかな作品となっています。

校内のある場所で見かける金魚・・・あるいは作者がお世話している金魚でしょうか。「ずいぶん大きくなったね！今日も元気かい！」そんな声かけの場面がよく表れています。

6年間この校舎に通い続けたんだ・・・いつもは気がつかないけど、私たちを優しく包む施設がたくさん見つかる・・・「ありがとう。私の学校！」作者の声がはっきり聞こえます。

小学校生活最後の運動会の思い出なのでしょうか。全力を尽くしたこのレース・・・勝ち負けはともかく全力を出し切ったよ！そんな作者の言葉が届いてくるさわやかな作品です。

小学校最後の運動会。きっと作者は「宣誓」の言葉をコールする役に選ばれたのでしょう。大きくはっきりした声で「・・・正々堂々と戦うことを誓います！」の声が響きます。

いつもは自分のことなど深く考えないけれど、改めて見つめると、ここまで大きくなるのに様々な人々の力がある・・・と丁寧に貼りながら深く考えたあとがしのばれます。

今の自分・・・6年生になるまでたくさんの友達に助けてもらったこと思い出される・・・もちろんお家の人の支えも・・・そんなつぶやきが聞こえてくるような作品です。